とある夏休みに北海道を一周した。11日間だったので移動続きだった。基本的に車は使わず電車メインで移動した。アクシデントも色々あった。初めて見る景色がいっぱいあった。
何かを得るとかそういうんじゃなく、ただシンプルにエンジョイしてきた。メシがまいう及びむちゃウマだった。寂れた田舎街も全てが楽しかった。どんな場所で何をしてても生きるのは面白いんだなって改めて思った。
旅行記というよりも備忘録。北海道一周入門。
【北海道旅の概観】時期、気温、ルート等。
とある8月だったので、北海道も道央・道南地域は暑かった。道北はちょい寒いくらいだった。道東が心地良い温度感だった。
11日で北海道一周した。ルートは、恵庭→苫小牧→函館→旭川→稚内→旭川→北見→網走→釧路→帯広→札幌。やや謎に思うかもだが、基本的に電車で移動したのでこうなった。
苫小牧と北見は泊まってないが、立ち寄った。室蘭とか知床とかは電車で通った。札幌にはこれまで何回か行ったことあったが、他の場所は全て初だった。
稚内ではトナカイみたいな鹿が普通にセイコーマートの前にいた。
【恵庭】穏やかなフィールを感じた。
恵庭市は道央地方に位置する、石狩振興局の市。千歳空港と札幌市の中間に位置して、交通アクセスが良いので、人口約7万人と道内13位。
千歳空港に到着して、本当は札幌に泊るつもりだったが、宿が取れなくて、恵庭の「フェアフィールドバイマリオット・北海道えにわ」に泊まった。
恵庭は地味に良かった。穏やかな空気が流れていた。フェアフィールド周辺の空気も良かった。漁川(いざりがわ)のフィーリングが良い味出してた。そういう時期なのか、キャンピングカーがたくさん止まっていた。
JR恵み野駅近くに飲食店がちょいちょいあって、ナイスな雰囲気の海鮮居酒屋でメシを食った。
【苫小牧】ホッキ貝のエキスがしみ込む。
苫小牧市は道央地方に位置する、胆振総合振興局の市。人口は約17万人と札幌・旭川・函館に次ぐ道内4位の規模。
トマコマイと読めるようになったのは、田中マー君がいた「駒大苫小牧高校」のおかげだ。
苫小牧には泊まっていないが、恵庭から函館に向かう間に途中下車して街を練り歩いた。駅はそれなりに寂れていたし、比較的静かだったが、存外に人はいた。
苫小牧市はホッキ貝の漁獲量日本一を誇るらしく、ホッキカレーなるものが有名だったので、駅から必死に歩いて「マルトマ食堂」に行った。店内(「苫小牧卸売株式会社」とかいうとこにあった)は死ぬほど混んでて2時間くらい待つ感じだったので、お弁当形式でテイクアウトして、なんか休憩室みたいなところで食べた。ホッキ貝のエキスがしみ込んでてマイルドなカレーになっており、まいうだった。
【函館】土方歳三感とB級グルメを堪能。
函館市は、道南地方に位置し、渡島総合振興局の市。札幌・旭川に次ぐ道内第3位の人口(約25万人)の中核市。毎年500万人以上の観光客が訪れる観光都市。体感としては旭川よりも函館の方が都会だった。
苫小牧から函館の電車はけっこう長かった。途中で東室蘭(通称:ガシラン)を通った。大沼公園当りの景色が綺麗だった。
函館で訪れた観光スポットは、「八幡坂」「函館山」「五稜郭」。函館山は霧がすごくて夜景どころじゃなかった。でもロープウェイに乗って高い場所にいくだけで楽しかった。五稜郭は土方歳三だった。五稜郭タワーにも登って、土方歳三感を存分に味わった。あとは、チンチン電車に乗って、海の方に行ったり、「湯の川温泉」の方に行ったりした。函館には、エニタイムフィットネス(函館花園店)があったので筋トレした。
函館はB級グルメが色々あった。ラッキーピエロ(通称:ラッピ)でチャイニーズチキンバーガーを2個食べた。ラッピの函館駅前店に行ったが、死ぬほど混んでた。リアルガチで1時間くらい待った。ハセガワストア(通称:ハセスト)の焼き鳥弁当も食べたかったが、時間の関係で無理だった。函館朝市で海鮮丼も食べた。市場は賑わってたと思う。
【旭川】地方色を強く感じた。
旭川市は、道北地方に位置し、上川総合振興局の市。札幌に次ぐ道内第2位の人口(約33万人)の中核市。
北海道中央部に位置し、道北の経済・産業・文化の中心都市らしいが、函館の方が都会感があり、旭川は地方色が強かった。駅は大きかったし、駅隣接のイオンには人が集結していた。少し歩くと全然人がいなくなり田舎だった。でも忠別川(ちゅうべつがわ)のフィーリングとかは良かった。
函館から旭川への移動はまじキチィかった。函館からまず札幌に行き、札幌から旭川に向かったが、電車で過ごす時間が長すぎて、電車と一体化していた。旭川に着いたのが夜だったが、8月なのに寒かった。
旭川で訪れた観光スポットは、「平和通買物公園」「旭山動物園」「旭川市博物館」。平和通買物公園は閑静すぎた。旭山動物園は可愛い雰囲気だった。ファミリーがたくさんいた。旭川市博物館は妙味アリで良かった。アイヌ感を味わえた。スポット的に展示されていた「久保敬親」さんの写真に感動した。
メシは「蜂屋」旭川本店でラーメンを食った。旭川ラーメンらしいが、ラードの感じが個人的には微妙だった。「山頭火」が旭川のラーメン屋であることは知らなかった。帰ってきて渋谷で念のため食べた。
旭川ならジンギスカンと思って「大黒屋」という店に行ったが、死ぬほど並んでいた。旭川中の人間が集まっていた。そして冷静に調べたら吉祥寺にもお店があるみたいだった。
ちなみに、旭川出身の有名人は「とにかく明るい安村」。
【稚内】日本最北端で感じたフィール。
稚内市は、道北地方に位置し、宗谷総合振興局の市。日本の最北端で北方圏への玄関口。アイヌ語の「ヤムワッカナイ」(冷たい・水の・沢)が地名の由来。人口は約3万人で道内でも中盤以下の順位。閑静ではあったが、観光客もいたので、地味に賑わっていた。
旭川から稚内の移動は、特急サロベツという列車で行った。4時間弱の時間を要した。そして途中で列車が野生動物にぶつかったため2回停止した。「音威子府」(おといねっぷ)という名前の地名がカッコ良かった。
稚内は8月なのにちょっと寒いくらいだった。ずっと風が強くて、分厚い雲に覆われていた。ロシア語の看板とかも多くあり「遠くの異国の街に来たんだなぁ」と思った。普通に鹿がいたが、トナカイみたいに大きいし角がすごかった。奈良の鹿とは違った。あとウミネコがめちゃ飛んでた。
メインコンテンツの「宗谷岬」に行った。レンタカーで行った。風が強くて寒いくらいだった。日本最北端を味わったが、感動とかそういうのはなかった。ただ「来たぜ」って感じだった。雲なのか霧なのかで海の向こうは何も見えなかったが、その先にはロシアがあるらしかった。バイカーたちがけっこういた。
「ノシャップ岬」も念のため行った。「ノシャップ寒流水族館」は外観を見た。「稚内公園」にも車で登っていき、「サハリン展望台」から稚内の街並みを見下ろした。
最北端でのメシは、「らーめん 青い鳥」で塩ラーメンを食いたかったが、閉まってた。「海鮮炉端 うろこ亭」で宗谷牛を食った。「ひとしの店」でカニ丼を食った。まいうだったし、「ひとしの店」は雰囲気もむちゃ良かった。稚内にいるけど「ここも日本だなぁ」て思えた。
【北見】カーリングと薄荷の街。
北見市は、道東地方に位置し、オホーツク総合振興局の市。北方領土内を除く国内の地方公共団体では4番目で、北海道内では1番の広さを誇っている。人口は約11万人で道内8位。小樽市(約11万)よりも若干多いが、体感べースでは北見はかなり田舎だった。
今回の旅では北見は1時間くらいしか滞在していない。旭川から網走へは、当初は電車で移動予定だったが、雨の影響で電車が動かなくなったため、バスで旭川→北見、北見からは電車で網走。っていうルートになった。それで北見にも立ち寄ることになった。
北見は盆地なので、北海道なのに夏はめちゃ暑いということでニュース等でよく見ていた。カーリングが有名みたいだ。あと、薄荷(はっか)が有名で、薄荷の羊羹を買って食べた。駅周辺を少し歩いたくらいだが、田舎だった。
北見出身の有名人は「青汁王子」こと、三崎優太さん。
【網走】網走監獄で作ったメモリー。
網走市は、道東地方に位置する、オホーツク総合振興局の市。オホーツク海に面している。市街地に網走川があり、その先に網走湖がある。網走もウミネコがたくさんいた。人口は約3万人で稚内と同じ規模感。
今回の北海道旅の中で、網走が最も寂れていたかもしれない。網走の繁華街は数件の居酒屋とやってるのか謎なカラオケスナックしかなかった。人通りも少なかった。閉店しているっぽいお店も多かった。「東京農業大学 オホーツクキャンパス」があるみたいで、居酒屋は大学生がバイトしていた。メシはうまかった。蟹とか食った。
メインコンテンツの「網走監獄」に行った。厳密に言うと「博物館網走監獄」。過去に監獄として使われていたものを保存公開している。なかなかの広さがあり、解説コンテンツも充実していた。漫画『ゴールデンカムイ』のまんまだった。ゴールデンカムイとコラボ商品もそれなりに訴求されてた。
まじの「網走刑務所」も目の前までは行った。タクシーの人に途中まで案内してもらった。駐車場から橋を渡って行ったが、その橋のところがなんかエモかった。刑務所を見て何になるかは分からなかったが、実際よく分からなかった。聞いたことのある「網走刑務所」に来た。まじでただそれだけだった。でも、たぶん自分がジジイになっても覚えていると思う。
【釧路】お寿司がむちゃウマだった。
釧路市は、道東地方の太平洋沿岸に位置する、釧路総合振興局の市。人口はかつて札幌、旭川、函館に次ぐ道内4位に君臨していたが、1984年以降は減少していき2022年以降は苫小牧、帯広に抜かれて6位となっている。
体感としても寂れた港街という感じだった。「釧路湿原国立公園」「阿寒摩周国立公園」の2つの国立公園を有するので観光地としては粘っていると思う。
網走から釧路への電車移動(JR釧網本線)はかなり良かった。なかなかの距離にも関わらず、電車は1車両の各駅停車で、網走から釧路までドンブラコと移動した。景色が綺麗だった。特に途中で知床斜里とか釧路湿原を通る所がナイスコンテンツだった。
釧路市街に着いてから、バスで「釧路市湿原展望台」に行った。霧が多くて景色はイマイチだった。湿原に関する展示は色々学べた。展望台から釧路湿原の中に歩いていける感じだったが、ちょっと入ってみると謎の虫が大量に寄ってきたので潜入は諦めた。
夜になると繁華街はけっこう賑わっていた。観光客が多いからかも。お寿司を食べたが、かなり【むちゃウマ】だった。次の日に釧路フィッシャーマンズワーフMOOの「魚政」にて『さんまんま』を食べた。
【帯広】ばんえい競馬の馬は大きかった。
帯広市は、道東地方に位置する、十勝総合振興局の市。十勝平野のほぼ中央に市街地が形成されている。十勝という地名はないが、十勝≒帯広って感じ。人口は約16.5万人と札幌・旭川・函館・苫小牧に次ぐ道内5位の規模。道東では最大の人口。実感としても市街地は、お店とか人の感じとか賑わいを感じた。稚内や網走との比較のせいかもしれないが。
特に夜は「北の屋台」とかいう野外飲み屋があり、かなり賑わっていた。若い人も多かった。
帯広競馬場(ばんえい競馬)も行った。ばんえい競馬とは、競走馬がそりをひきながら力や速さなどを争う競馬のこと。北海道帯広市が主催する「ばんえい競馬(ばんえい十勝)」のみで行われており、世界的にみても唯一となる形態の競馬らしい。農耕馬として利用されてきた体重800~1200kg前後の「ばんえい馬」が、騎手と重量物を載せた鉄製のそりをひいて競う。実際に馬を見たけど、めっちゃ大きかった。
帯広では、豚丼と藤森商会のインデアンカレーを食べた。このインデアンカレーは帯広で有名らしいが、関西にもめっちゃ似てるインデアンカレーがあるので、なんかおもろかった。
【札幌】「帰ってきた」という感覚になった。
札幌市は、北海道の道央地方に位置し、石狩振興局に属する市。言うまでもない道内最強の街だ。全国においても横浜市・大阪市・名古屋市に次ぐ4番目の人口を有している。北海道全体の人口の約4割を占めている大都市圏を構成している。
北海道一周を終えて、最後に札幌に来たが、「帰ってきた」という感覚になった。やはり普段、東京で生活しているせいで、デフォルトが都会生活になっているのだろう。街があること、人がいること、光があることが安心感を与えてくれた。それが良いことなのかは分からない。
今回の旅においては、もう疲れていたので、札幌では何もしていない。「にぎりめし」でおにぎりを買って食った。「どんぐり」でちくわパンを買って食った。これらもむちゃウマだった。
札幌の有名人は、タカアンドトシのタカや平成ノブシコブシの吉村崇などがいる。
大泉洋さんは江別市生まれなのでお間違えのないようご注意ください。
【北海道旅の感想】北海道が大好きになった。
北海道一周を完了して、北海道愛好家になった。
まだまだ行きたい所がたくさんある。知床、根室、富良野はまた今度行きたい。
奇跡的にこの文章を面白いと思って頂き「コイツはどんな奴なんだい?」と興味を抱いた人がいたら、現X(旧トゥウィッター)でコンタクトして頂ければです。よろしくお願いします。
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— 高木直也|ChooseHappyLife運営 (@Choose_H_Life) March 27, 2024