とある夏季休暇を利用して九州を一周した。約2週間を使って、九州の各県主要都市を回った。ちょっと前に北海道一周もしたが、それに比べて九州一周は楽勝だった。
九州は新幹線もあるし、鉄道が整備されている。今回訪れた場所は九州の地方都市だが、都会に感じた。もともとあった地方回帰やUターン就職のムーブメント、それにコロナを経て、順張りで普通に「東京にいる必要ない」って思う人達が増えたからなのか、地方都市は活気があった。旅行者もいたと思うが、人が多かった。稚内や網走との対比のせいかもしれないが。
今回も旅行記ではなく備忘録。九州一周入門。
【九州旅の概観】時期、気温、ルート等。
夏だったので、九州はどこもめちゃ暑かった。
約2週間かけて九州一周した。往路・復路ともに福岡空港を利用した。でも福岡市(博多)は過去にも何度も訪れているので、今回は泊まってない。
ルートは、福岡市→北九州市→大分市→宮崎市→鹿児島市→熊本市→佐賀市→長崎市→福岡市。移動は、北九州市→大分市→宮崎市→鹿児島市は特急電車。鹿児島市→熊本市→佐賀市は九州新幹線、佐賀市→長崎市は西九州新幹線+特急。
その県における県庁所在地で人口が多いところに行ったので、中心街は賑わっていた。外国人観光客は当然ながら、地方都市にはその県の若者が集結しているフィールがあった。その県における田舎に行けばもちろん寂れているのだろう。全体的に「西ならでは」の陽気な雰囲気があって楽しかった。
【北九州市】工業とヤクザと密輸の街なフィール。
北九州市は、福岡県北部に位置し、関門海峡に面した九州地方最北端の都市。政令指定都市。人口は約92万人。福岡市に次ぐ九州地方第2位の都市で、非県庁所在地としては川崎市に次ぐ第2位の人口。
今回はじめて訪問したが、もともとは「工業地帯」「ヤクザ」「密輸」などの荒くれ系のイメージが強かった。あとは小倉城関係で宮本武蔵。下関と関門海峡で繋がる門司。ギラヴァンツ北九州。
北九州では、小倉駅近くに泊まった。小倉界隈と門司界隈を訪れた。小倉では「小倉城」「旦過市場」などに行った。小倉駅から出ているモノレールがカッコ良かった。駅前の商店街も舐め回した。若者もサラリーマンも多かった。エニタイムフィットネス小倉店で筋トレもした。
門司では「旧門司税関」にて『MOOON de Retro』の焼きバナナを摂取したり、「旧門司三井俱楽部」にてアインシュタインが泊まったところを観察したりした。『BEAR FRUITS』で焼きカレーも摂取した。念のために「関門トンネル人道」を活用して、山口県下関市の大地も踏みしめた。
北九州市出身の有名人は、早乙女太一さん、つるの剛士さん。ロバートの秋山と馬場も。
【大分市】観光よりもグルメの街なフィール。
大分市は、大分県の中部に位置し、中核市に指定されている。大分県の県庁所在地。人口は約47万人。九州においては福岡市、北九州市、熊本市、鹿児島市に次ぐ第5位である。
過去に別府には行ったことがあったが、大分市ははじめてだった。やはり大分のイメージは別府や由布院といった「温泉」のイメージが強く、あとは中津の「唐揚げ」。なので大分市ってマイナー感があった。がしかし、想定よりも都会だった。
観光スポットは特筆すべきところはなく、駅前の商店街を舐め回しつつ、繁華街らしい「都町」周辺を練り歩いた。「ジャングル公園」で夜にDJ的イベントが行われており、大分市にいる全ての不良たちが集結していた。
大分はグルメを堪能した。オババがやってる居酒屋のメシが旨かった。「唐揚げ」「とり天」「りゅうきゅう」「だんご汁」「かぼす」を食い散らかした。
念のため、別府も訪れた。大分市の横なので、電車で10分くらいだった。「別府地獄めぐり」「泥湯」「岡本屋売店」など行こうとしたが、想定外に駅から遠くて諦めた。「竹瓦温泉」は見た。
大分市出身の有名人は、言わずもがな指原梨乃さん。予想外に深津絵里さんやユースケ・サンタマリアも。
【宮崎市】南国感を味わえるリゾートな街のフィール。
宮崎市は、宮崎県の南東部に位置し、中核市に指定されている。宮崎県の県庁所在地。人口は約40万人。九州においては大分市に次ぐ第6位である。
宮崎市は、南国感あってサーフィンとかリゾート地のイメージ。プロ野球やプロサッカーのキャンプというイメージもある。あとは、何故か東京に宮崎料理屋がけっこうある気がする。そしてどこもだいたい美味しい。
観光スポットとしては「日南海岸」「青島神社」「サンメッセ日南」にレンタカーを借りて行った。ものすごい暑かったけど、海岸沿いのドライブは気持ち良かった。青島でかき氷を食い散らかした。「サンメッセ日南」のモアイは大人気で多くの観光客で賑わっていた。
宮崎駅の近くにアミュプラザ宮崎があり若者が集結していた。「西橘通り」が繁華街らしく、その周辺のアーケード街に飲食店が色々あった。
宮崎もメシがまいうだった。「炭火焼地鶏」「チキン南蛮」「宮崎牛」「マンゴー」「日向夏」を食い散らかした。実は、餃子も有名らしかったが食べてない。
宮崎市出身の有名人は、言わずもがな紗栄子さん。蛯原友里さんや堺雅人さん。お笑い芸人では、とろサーモン。
【鹿児島市】歴史系と自然系、女性有名人スゴイ系。
鹿児島市は、鹿児島県の中部に位置し。中核市に指定されている。鹿児島県の県庁所在地。人口は約59万人。九州においては熊本市に次ぐ第4位。中核市としても船橋市、川口市に次ぐ第3位。
鹿児島と言えば、薩摩藩や西郷隆盛といった歴史系と、桜島や霧島などの自然系のイメージ。正直、都会レベルは下に見ていたが、九州新幹線(博多駅⇔鹿児島中央駅)により福岡都市圏から短時間でアクセスできること、南九州最大の繁華街の天文館地区は賑わいを見せつけていた。
鹿児島で訪れた観光スポットは「西郷隆盛銅像」「五代友厚銅像」「城山展望台」。チンチン電車も乗り回した。「桜島」もフェリーに乗って行った。「湯平展望台」まで歩いて登った。歩いているのは、自分と外国人数名くらいだった。尋常じゃないレベルで汗をかいた。体中の毛穴から汗を吹き出していた。「桜島」はのんびりした時間が流れていた。
繁華街として「天文館」は若者や外国人がたくさんいた。グルメは「黒豚」「鹿児島ラーメン」「しろくま」「芋焼酎」を摂取した。「しろくま」は本家の『天文館むじゃき』にて食べた。店内に入るには相応に並び待ちだったので、テイクアウトして店の前でオーディエンスに見せつけながら食べた。
薩摩藩主島津氏の別邸・大名庭園として有名な「仙巌園」は鹿児島市街からちょっと遠かったので行けなかった。
鹿児島市出身の有名人はかなりレベル高い。特に女性がスゴイ。最もハイレベルなのは、今では世界的大スターの宮脇咲良さん。AKB繋がりでは柏木由紀さん。歌手だとAIさんや中島美嘉さん。上白石姉妹や加藤ローサさん、沢村一樹さんも。
【熊本市】再注目されている街。原動力は『くまモン』
熊本市は、熊本県の県庁所在地、日本最南端の政令指定都市。人口は約74万人。福岡市・北九州市に次ぐ九州地方第3位の都市。
熊本も行ったことなかったが、再注目されている場所というのはずっと聞いていた。熊本県全体の話ではあるが、やはり熊本県営業部長兼熊本県しあわせ部長の『くまモン』の力だろう。『くまモン』によって熊本は成長を遂げていると言っても過言ではない。熊本は全体的に明るく前向きなフィールが漂っていた。過去には、熊本地震など大変な時期もあったかもしれないが。
熊本の旅で訪れたのは、「熊本城」「阿蘇山 大観峰」「くまモンポート八代」。熊本市街はチンチン電車を乗り回したり、上通商店街・下通商店街・サンロード新市街の3つの繁華街を舐め回した。スザンヌの母親が営む『キャサリン’s BAR』にも行った。観光客よりも地元の馴染みのお客さんで賑わっていた。熊本の繁華街はかなり賑わっていたと思う。熊本県の若者たちが集結していた。
「阿蘇山 大観峰」にはレンタカーで行った。阿蘇市にある『いまきん食堂』で阿蘇あか牛丼を食べた。むちゃウマだった。「くまモンポート八代」もレンタカーで行った。熊本市から八代は1時間くらいでイケた。くまモンがたくさんいて可愛かった。人は少なかったが、逆に穴場スポット感があり楽しかった。
熊本はグルメも充実していた。辛子蓮根、馬刺し、熊本ラーメン、太平燕(タイピーエン)、いきなり団子、一文字ぐるぐる、お弁当のヒライ。お弁当のヒライはお腹いっぱい状態だったが、名物『ちくわサラダ』のほか『のり弁おにぎり』などを余裕で摂取した。
熊本市も多くの著名人を輩出している。最も認知度が高いのはやはりスザンヌ。スザンヌは、くまモンからも一目置かれているみたいなので、熊本愛も強いはずだ。お笑いコンビのくりぃむしちゅー、ものまねタレントのコロッケ。倉科カナや橋本愛、高良健吾といった役者系もいる。
【佐賀市】田舎感あるが安らぎを与えてくれるフィール。
佐賀市は、佐賀県中東部に位置する中枢中核都市。佐賀県の県庁所在地。人口は約23万人。那覇市(約31万人)、久留米市(約30万人)、佐世保市(約23万人)に次ぐ九州11位の都市。九州の県庁所在地の7市では最少。7市で唯一の施行時特例市である(政令指定都市でも中核市でもない)。
今回訪れた街の中で、一番田舎感があった。でも一番心安らぐフィールだったかもしれない。人が少なくて良かった。佐賀駅に隣接する商業施設くらいにしか人がいなかった気がする。高齢者や学生はいるが、若者世代はあまり見かけなかった。佐賀は福岡にすぐ行けるのでベッドタウン的な立ち位置になっているのかも。
城下町の造りになっており、駅から佐賀城跡に向かっての道が印象的だった。繁華街っぽいところもあったが、シャッター商店街になってたり、潰れたスナックみたいなお店ばっかりだった。佐賀城跡も念のために行った。佐賀は歴史的には佐賀藩として栄えたらしい。鍋島直正がゴイスーだったみたいで銅像があった。
電車に乗って「吉野ケ里遺跡」にも行った。「吉野ケ里遺跡」は良いコンテンツだった。卑弥呼様感を味わえたし、昔の人の暮らしに思いを馳せることができた。吉野ヶ里公園周辺の田園風景も良かった。夕焼けに照らされて感動した。癒された。
佐賀市出身の有名人は、やはり「SAGAさが~♪」で有名なお笑い芸人のはなわだろう。必然的にその弟のナイツボケ担当の塙宣之だろう。はなわの佐賀県ネタについては以下のエピソードがある。
松雪泰子とTV番組で共演した際、はなわが真っ先に土下座をし、松雪は「佐賀(出身であることを)公表してねえ」と歌われていることについて「公表してます」と話した。実際は、『佐賀県』発売前にはなわ側が事前連絡しており、松雪の所属事務所も快諾し、松雪本人も「すごくうれしい」と感想を述べている。
そのほか、中越典子や優木まおみといった綺麗どころも輩出している。
佐賀県の話になるが、実は伝説的人物を輩出している。「ワンクールのレギュラーより1回の伝説」を座右の銘に掲げる奇才・江頭秀晴こと『江頭2:50』だ。なかなか佐賀も捨てたもんじゃない。
【長崎市】多くの観光地とご当地食を有するフィール。
長崎市は、長崎県の南西部に位置する中核市。長崎県の県庁所在地。人口は約39万人。九州地方で宮崎市に次ぐ第7位の人口を有する。
長崎市は過去にも何度か訪れたことがあるが、個人的に好きな街だ。海と山があって、中華街もあり神戸に似ている雰囲気。ローカル感はあるが、それがまた可愛らしい感じでポジティブ。世間的には、外国文化系と原爆系のイメージかと思う。
観光スポットはたくさんある。眼鏡橋、出島、中華街、オランダ坂、グラバー園、平和公園、稲佐山(夜景)、思案橋など。長崎にもチンチン電車があり、それを乗り回せば各種観光コンテンツを舐め回すことができる。繁華街は大規模アーケード商店街である浜町アーケードで、若者も外国人も多かった。西九州新幹線の開通もあり、長崎駅がリニューアルされて、駅周辺も進化していた。
長崎グルメはもたくさんあった。ちゃんぽん、皿うどん、トルコライス、長崎牛、角煮饅頭、カステラ。長崎市ではないが、五島うどんや佐世保バーガーも食べた。
今回は、長崎市以外の地域にもレンタカーで行った。雲仙や島原の方に行った。片道2時間半くらいかかったけど、島原街道の海岸沿いは気持ち良かった。島原はクソ田舎だったが、島原城は意外と人がいた。向こう側に熊本が見えた。雲仙の山々も見えた。雲仙の山道もマイナスイオンを発しており良かった。雲仙温泉は硫黄のニオイが地獄的に臭かった。
長崎市出身の有名人は、言わずもがな福山雅治さん。美輪明宏さんという強キャラもいらっしゃる。長濱ねるさんもらしい。
【九州旅の感想】地方都市は活気があった。
最後は福岡空港から帰ったので、博多にも寄ったが、博多では「牧のうどん」を大量摂取して帰った。
皆さんが気になっている九州の地方都市の人口ランキングを整理しておく。
順位 | 都市 | 人口 |
---|---|---|
1位 | 福岡市 | 164.2万人 |
2位 | 北九州市 | 91.6万人 |
3位 | 熊本市 | 73.8万人 |
4位 | 鹿児島市 | 58.7万人 |
5位 | 大分市 | 47.2万人 |
6位 | 宮崎市 | 39.7万人 |
7位 | 長崎市 | 39.4万人 |
以上。
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— 高木直也|ChooseHappyLife運営 (@Choose_H_Life) March 27, 2024