私は大学卒業後、金融やインターネットの業界でサラリーマンを経験して、30歳のときに独立・起業した(ちなみに1984年生まれ)。
大学時代の友人とは、社会人になってからも定期的に会っている。その多くは今でもサラリーマンをやっている。
以前はそんなことなかったが、起業して会社経営を続けてアラフォーになった最近はサラリーマンをやっている学生時代からの友達の話がつまらないと思うようになった。
それは何故なのかについて書こうと思う。
居酒屋での何気ない会話に違和感を覚える
学生時代からの友人(以下、A君という)と久しぶりに会い、居酒屋でメシを食う機会があった。A君とは社会人になってからも20代の頃は年に数回ほど会っていた。
A君は大学でゼミが同じだった。お互い劣等生であまり勉学に励んでいなかったので、気が合った。A君は卒業してからそれなりに大手の人材関連の会社に就職した。新卒で入社した会社から一度も転職しておらず、今の時代では逆に珍しいと言える。
A君は営業でそれなりに成果を出して、今ではマネージャーとなり部下もいるみたいだ。たしかに学生時代は勉強しない劣等生だったが、どの授業の単位が取りやすいとかを知っていたり、サークルでの人脈を活用して出席を取ったりと割と要領の良いタイプだった。
私とA君は、20代の時はお互いに仕事の話をしたり、将来どんなキャリアを歩んでいきたいかなどを語り合ったりしていた。
今回、居酒屋でご飯を食べて1時間くらい経ったときに、ふと違和感を覚えた。
A君の話がぜんぜん面白くない…
というか、A君の話がつまらなくて、私は話をほとんど聞いていなかったのだ。
結局「自分の頭で何も考えてない」から?
A君がどんな話をしていたかと言うと概ね以下のようなことだ。
- ・会社の方針に対して納得できない
- ・部下が無能なのに、チームの数字で評価される
- ・部長になったとしても年収1000万以上は見込めない
- ・独立して自由な時間が欲しいがリスクは取りたくない
- ・ゲーム配信系YouTuberとかがうらやましい
- ・ひろゆきやホリエモンがこんなこと言ってた
20代の頃はあまりこんな愚痴や戯言はなかったが、アラフォーの中間管理職サラリーマンならではの会社への不平不満があるのかもしれない。
久しぶりに会った友達に気が緩んでしまいブーたれただけなら、まぁまだ良しとしよう。
ただ、私としては「自分が抱える問題に対して自分で解決策を出そうとしない」ことはどうなんだろうと思った。
「会社にこう言われているから」「誰かがこう言っているから」とのことで、自分から能動的にどうにかするといったクリエイト思考はゼロだった。
要するに、自分の頭で何も考えていない。
それがつまらないと感じた理由だと思う。
同じ会社で長らくサラリーマン生活を続けることで、考え方が硬直してしまったのか。なまじ良い営業成績を出してちょっと出世もしたので自分のことを優秀と思って、自分自身をアップデートする努力をしてこなかったからなのか。YouTubeの意識高い系情報動画をひたすら見てるだけで、なんか効率的にレベル上がったと勘違いしてしまったからなのか。
もしかしたら、もっと根本的な問題が隠れているのかもしれない。
私の友達がつまらなくなった根本的な原因とは
A君が面白くない人間になってしまった根本的な問題を探っていきたい。もしかしたら話が飛躍してるんじゃないかと思うことがあるかもしれない。それでも私のリリックを聞いてほしい。
この「自分の頭で何も考えていない」問題の根底には教育の問題がある。
学校では正解があるテストに向かって、暗記をするという訓練をさせられてきた。学生時代において受験とか就活とかに何の疑問も抱かずにやってきたはずだ。むしろ、それに疑問を抱いたら親とか教師とかに異端児扱いされてきた。その代償によりクリエイト思考を持つことができなくなったと思う。
参考:地方の中学校で体罰&セクハラしまくりだったサッカー部顧問・体育教師の話
サラリーマンも同じだと思う。仕事にも正解があると思ってやっているのだろう。大手の会社なら尚更そうなんじゃないのか?過去の踏襲や多数派の意見で仕事が進むことが多い。
イケてる仕事のやり方は「問題を見つけて、問題解決の方法を新たに考える」だと思う。その方法が間違ってることもあるけど。でも、間違ってたら修正する。人に失敗を咎められたとしてもその声を無視して、何度も繰り返し挑戦する。必要なのはこれだろ?
ライフプランにも正解があると思ってるんだろう。だから決断するのが怖いんだろ?「お前の人生は間違ってる」と誰かに言われるかもしれないってビビってるんだろ。
A君は「リスクがあるからチャレンジできない。リスクを減らせるならサラリーマンを辞めて独立を考える」と言っていた。私が唯一覚えており印象的だったA君の話だ。
この発言はかなりズレている。リスクのないとこにはリターンはない。リスクがなかったらそもそもチャレンジする意味がないからだ。A君は「失敗して人に馬鹿にされるのが怖い」と言いたかったのかもしれないが。
サラリーマンが悪いとかじゃなくて
今回はA君がサラリーマンだったこともあり、一般化して話をしている。
弊社がお取引きしている担当者の方はサラリーマンだ。その中にはものすごくクリエイティブでチャレンジングな人もいる。
今時、サラリーマンをやりながら副業したり、起業する人もいる。特に我らがインターネット業界は働き方も変化し続けている。大手の会社のサラリーマンでも素晴らしい仕事をしている人が当然たくさんいる。
要は、自分の頭で考えてサラリーマンという働き方を選んでいるかどうかだ。
自分では何も考えず、人から言われたことだけをやってるのはクソつまらん。
っていう話をしたら、私は友達を失った。
〆のことば(メタメッセージ)
私は自分の頭でしか物事を考えていないが、それを言語化できているかは怪しい。
今回は少し新しい取り組みもしてみた。
1人でもこのリリックを楽しんでくれたなら嬉しい限りだ。
奇跡的にこの文章を面白いと思って頂き「コイツはどんな奴なんだい?」と興味を抱いた人がいたら、現X(旧トゥウィッター)でコンタクトして頂ければです。よろしくお願いします。
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— 高木直也|ChooseHappyLife運営 (@Choose_H_Life) March 27, 2024